新宿連絡会チラシ集第四十三集(2022年7月〜12月)

 

2022年7月3日新宿連絡会チラシ
2022年7月10日新宿連絡会チラシ
2022年7月17日新宿連絡会チラシ
2022年7月24日新宿連絡会チラシ
2022年7月31日新宿連絡会チラシ
2022年8月7日新宿連絡会チラシ
2022年8月14日新宿連絡会チラシ
2022年8月21日新宿連絡会チラシ
2022年8月28日新宿連絡会チラシ
2022年9月4日新宿連絡会チラシ
2022年9月11日新宿連絡会チラシ
2022年9月18日新宿連絡会チラシ
2022年9月27日新宿連絡会チラシ
2022年10月2日新宿連絡会チラシ
2022年10月9日新宿連絡会チラシ
2022年10月16日新宿連絡会チラシ
2022年10月23日新宿連絡会チラシ
2022年10月30日新宿連絡会チラシ
2022年11月6日新宿連絡会チラシ
2022年11月13日新宿連絡会チラシ
2022年11月20日新宿連絡会チラシ
2022年11月27日新宿連絡会チラシ
2022年12月04日新宿連絡会チラシ
2022年12月11日新宿連絡会チラシ
2022年12月18日新宿連絡会チラシ
2022年12月24日新宿連絡会チラシ
2022年12月29日新宿連絡会チラシ
2022年12月31日新宿連絡会チラシ




早めの夏


今度の日曜日、昼間は高田馬場事務所で鍼灸相談会。
夜の巡回パトでは医療班が同行し相談も出来ます。

 仲間たち。
 今年はもう暑中見舞いである。高気圧が居座り、梅雨前線を押しやってしまったこともあり、関東、東海、九州は異例の早さでの梅雨明けとなった。そして、連日の猛暑日である。いつもなら年に10日ぐらい、8月前半に猛暑日と云うのが普通なので、暦の感覚がおかしくなりそうである。そんなこんなで7月になったが、これからどうなることやらである。一応、今週は台風の影響で雨の日が多く、気温も平年並に戻ると予報されているので、猛暑日の連続記録は途絶えるとは思うが、これからは、ちょいと冒険ものの気候でもある。
 この現象、日本だけでなく世界的な異常気象のようで、アメリカ、ヨーロッパ、インドなど、各地で災害級の熱波が生じているとのことである。その影響で干ばつも起き、農作物への被害は尋常ではなく、世界経済への影響と云うことも取り沙汰されているようである。何でも「ラニーニャ現象」が太平洋で発生し、そのメカニズムで、季節外れの高温になったり、場所によっては低温になったり、大雨が降ったり、干ばつになったりと、気象がぐちゃぐちゃになっていると云うことである。まあ、それが異常気象と云うことであるが、こればかしは、もはや、どないしょうもない。
 備えるとすれば、暑さが続くことへの対策、そして、大雨の心配である。台風の回数も多くなるかも知れないし、積乱雲が次々と発生する「線状降水帯」に関しては気象庁も予測情報を出しているので、それら気象情報に気をかけることでもある。都内はここ数日、救急車が行き来し続け、さながら災害級の熱暑であるよう、異常気象と云うものは、もはや災害のようなものなので、いざと云う時には即座に反応をしていかないと、自分の生命も危なくなる。
 熱中症への対策は、分別のある大人は、とにかく身体を慣らすことでもある。そして、無理をしないと云うことである。たとえ忙しくても慌てない。これが肝要である。そして、できる限り涼しい場所に居る。寝る前に水を飲む。起きたらまた水を飲む。日中も汗をかいたら水を飲む。塩分を補給する。出来るだけ体力は使わない。何かをしなければならないなんて考えない。どうにかなると思えば良い。日陰の道をゆっくりと歩む。そうすれば猛暑は乗り切れる。そして、もし身体に異変を感じるようで、休息しても、めまいや、けいれんが起こるなどの症状があれば、すぐさま救急車を呼ぶ。自分では意識が薄れてくるので、周りの人に頼んで呼んでもらう。早いか遅いかが生きるか死ぬかの分岐点ともなるので、そこは迷わず病院である。
 あまりに暑くてやってられない時は、福祉事務所に行って「一時宿泊(シェルター)所」に避難をするようにしよう。ずっとは居られないが、猛暑の時期が分かれば、期間限定のショートステイとして使える。仕事だって現場仕事はかなり酷である。体力に自信がない時は、そこは、ちょいと一休みも有りである。  どうにかこうにか、何とかやっていこう。

 


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暑中見舞い


また暑くなるようなので熱中症にはくれぐれも注意。
新型コロナウィルスの方の予防も同時にお願いします。

 仲間たち。
 ここのところ、暗いニュースが続いていたが、選挙戦のさなか元首相が狙撃され亡くなると云う、かなり衝撃的な事件が奈良で起こった。ついにここまでの世の中になってしまったかと思うと、何ともやり切れない。
 市井の立場ではあるが、一国民として慎んで安倍元首相のご冥福を祈りたい。

   色々な戦いがあり、色々な死に方がある。政治家など恨まれてなんぼのもので、戦中での死の覚悟がなければ、病を抱えながらあんな重責などこなせなかっただろうが、それにしても、本人にとっては無念であったろう。理由も分からぬまま、突然ならなおさらである。
 犯人の意図とは別に「非業の死を遂げた名宰相」として、人々の記憶と歴史に残るだろうことが、せめてもの慰めであろうか。

 いつもと違い、話が大きな問題になってしまったが、世の中もおかしいが、天気の方もおかしい。台風が過ぎ、暑さがまた戻って来た。それに伴い、各地でゲリラ豪雨のような雨となり、雨雲には十分注意する必要があるだろう。今週も気温は平年並か平年より高いとなっており、猛暑日には届かないが、蒸し暑さは続くとのことである。そうなると、引き続き熱中症には気をつけていこう。ここのところ風があるので多少は良いが、風がなくなると都心は蒸し風呂状態になる。「ヒートアイランド現象」で、太陽だけでなく、クーラーの室外機が熱風をまき散らすと、コンクリートが熱せられ、なかなか冷却しないと云う奴である。熱帯夜の多さや、熱中症での室内での死亡例が多くなるのも、そんな現象からでもある。
 あまりにも暑い日は、とにかく風通しの良い場所で身体を休める。汗をかいたら水分をしっかりと。高齢で脱水症状ともなるとかなり危険なので、食欲がなくとも水分と適度な塩分はしっかりと摂った方が良い。
 新型コロナウィルスの方は、何だか急に新規感染者数が増え始め、「第7波」であるとかないとかが言われるようになった。何でも「オミクロン株の組み換え体」の「BA.5」とやらが感染力が強く、そちらの方に移行しているらしいとのことで、ウィルスの方も、バカな人間ごときに押さえ込まれまいと必死に変異を繰り返しているようである。それでもそう慌てることはなく、今は、若い人が中心で無症状の人も多く、ワクチンが普及していることもあり、「重症化」は前よりは押さえられているので、今後、また感染者が増え続けても、保健所は大変だとは思うが、いずれ自然と制御はされると思われる。
 リスクの高い高齢者対応が必要な部分の病院や施設などでは、緩和されつつあった一般面会も突如中止になったりしたり、旅行割引が延期になったりしてはいるが、これまた何回も経験していることなので、煽りはあったとしても、実際の過剰反応はそれ程ないように願いたいが。
 安倍政権時の全国民への「マスク配布」は俺らも多いに大変助かった。今から思えばグッドタイミングであったと思う。ワクチンをまだ接種していない仲間で、その方法が分からないなどの仲間は、新宿福祉事務所で相談をしよう。予防はしながら、しっかりと生きる。そう、ありたいものである。

 


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夕立から


新型コロナウィルスのワクチン。住所がなくても大丈夫。
新宿福祉事務所では随時受付をしています。窓口へ。

  仲間たち。
 九州の方では、「線状降水帯」予測を、気象庁が初めて出すほど記録的大雨となった。梅雨前線がいつの間にやら戻って来たようで、宮城県など列島各地も災害級のゲリラ豪雨やら雷雨に見舞われた。新宿でも強い雨が降り、神田川の水かさも驚くほど高くなった。大気がかなり不安定なので、いつどこで雲が厚くなり、急に雨が降るのかが分からなくもなっているので、天気の急変の場合、空のご機嫌を自分の目で見上げて確認しておいた方が良い。夕立の時などは傘は役に立たず全身が濡れてしまう。じめじめしていたら濡れた着物はなかなか乾かない。そのまま寝入ってしまうと夜風に晒され風邪を引く。そうなると踏んだり蹴ったりである。
 今週は暑さが復活すると言われて来たが、前線の動き次第のような感じで、気温はあがってもからっとした日は少なく、曇りがちで、湿気が多く、雨もいつ降るか分からないような予報である。早い梅雨明けで、水不足やら農作物への影響が言われて来たが、それもどうやら解消したようであるが、逆に災害級の豪雨とかなると、色々な影響が出てくるのでこれも困ったものである。
 気温はちょうどよい夏の気温ではあるが、湿度が高いのでじめじめが続いている。熱中症はこう云う時にも起こるので引き続き注意が必要である。とにかくクーラーのついている場所や、風通しの良い場所で意識的に休息する。それが一番である。そして動く時は、オンとオフのメリハリを効かせ、汗をかいたら水分、塩分補給。血圧が高いなど心臓疾患をもっている仲間は、「はあはあ、ぜいぜい」を何度も繰り返さない。出来るだけ心臓に負担をかけないことが大事でもある。
 身体がべとつくと不快指数が高まるので、時にはシャワーでも浴びてさっぱりする。着替えも定期的にしていく。快適にはなかなか過ごせないが、出来るだけ快適な環境を意識的に作った方が良い。
 夏場は水分ばかしで食欲が落ちると云う仲間も多いと思うが、出来れば栄養もそれなりに補給した方が良い。知らず知らずのうちに体力は使ってしまうので、しっかり補給をしないと身体はもたない。栄養管理は路上でお金がちゃんとないと厳しいのであるが、三食のついた施設やらシェルターにとりあえず入ってしまえば、そこはしっかりとしてもらえる。福祉事務所へ相談して紹介してもらおう。
 新型コロナウィルスの方は新規感染者数が爆発的に増え「第七波」と騒がれているが、「重症化率」は感染者が増えた割にはとても低く、総理も専門家も都知事も、口をそろえて「行動規制は必要なし」となっている。欧米諸国もだいたいそんな感じであるとのこと。それでもワクチンは打った方が良いとされているので、まだ打っていない仲間は、住民票がなくても、接種券がなくても大丈夫。一回目だろうが、三回目だろうが、気軽に打てるようになっているので、まずは福祉事務所の窓口で相談を。

 


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大暑の候


新型コロナウィルスワクチン接種、まだな仲間は 新宿福祉事務所で相談を。
今なら誰でも打てます。

 仲間たち。
 からっと晴れる日は少なく、粘り着くようなじめっとした暑さの夏である。これが晴れてくれば、猛暑日になってしまうので曇りがちなのは随分助かるが…。
 まあ、曇りがちなのは大気の状態が不安定である証なので、「夕立」ではなく最近は「ゲリラ豪雨」になるので引き続き雨には注意である。このまま蒸し暑い夏が続くと考えた方がよさそうではある。
 この蒸し暑さは熱中症の原因にもなるので、風通しの悪いところで長時間過ごすことはあまりお勧めできない。新型コロナの感染予防にもなるので、出来るだけ換気の良い、人が密にならない木陰などで休むのが良いだろうが、公園などでは蚊に刺されまくりなんてこともあるので、そこら辺もまた注意である。
 何だか注意しなければならないことが多い夏であるが、新型コロナの新規感染者数も過去最高記録を伸ばしつつあり、オミクロン株BA5による「第7波」の感染拡大が、いつの間にやらまた始まってしまったようだ。流行のこのウィルスは以前のに比べて感染力がとても強いとのことなので、インフルエンザのように流行ってしまっているようである。が、新規感染者数に比べて重症化率、死亡率はとても低く、若い人やら子供も多く、また、たいがいが軽症のようで、中には無症状の人も多く居るようである。検査技術と検査機会が向上しているので、普通の風邪程度の人もひっかかってしまったようである。今や街中に「無料のPCR検査」が出来る会場が幾つもあり、そんなところで簡単に検査が可能で、結果もすぐ分かる。無症状であったとしても、検査会場で運悪く引っかかってしまい、保健所に通報されれば、有無を言わせずに自宅待機が課せられる。検査も治療も無料な代わりに、感染した時、保健所に管理もしくは隔離されてしまうのが、この感染症である。「2類」だ、「5類」だと、識者から言われている問題でもある。
 なので、出来ればかからない方が良い。基本的な対策(マスク、手洗い、密を避ける)をしっかりとさせることと、もしかかってしまっても重症化しないようワクチンを打つ。そこが大切なことであり、そこさえしっかりしていれば、そんなに恐れるウィルスではなくなった。
 不安を煽るようなことばかりを垂れ流す社会ではあるが、それはそいつらの「商売」なので、そんなものに惑わされては、庶民はいつの時代も馬鹿を見る。
 自分の身を守るには、ワクチンは出来れば打った方が良い。高齢であったり、基礎疾患があったりする仲間は尚更である。住所がなくても、忘れたことがたくさんあっても、まあ大丈夫。新宿福祉事務所の窓口で「ワクチン」と言えば、相談に乗ってくれるし、接種券を発行してもらえ、予約もすぐに出来る。ワクチン接種は、明治通り戸山公園の出入り口の斜向かいにある「元気館」で毎日のよう実施している。一回目でも二回目でも、三回目でも、四回目でも、まだな仲間は、とにもかくにも新宿福祉事務所で相談を。  それをやっておけば、とりあえずは安心である。あとは基本的な対策を、おのおのでしっかりと。

 


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蝉時雨


新型コロナウィルスワクチン接種、まだな仲間は 新宿福祉事務所で相談を。
今なら誰でも打てます。

 仲間たち。
 埼玉や栃木など北関東もゲリラ雷雨、西日本の方もこれから台風の影響もあって大雨、雨雲に影響のないところは、カンカンの夏日から猛暑日。なんだかんだと今が盛夏のまっただ中。あと一、二週間、こんな感じが続いていくことだろう。
 35度を超える猛暑日になったら、熱中症への特段の注意が必要である。「汗だらだら、息ぜいぜい」の状態で日差しの下に居たり、換気の悪いサウナ風呂のような空間に居ると、水分が奪われ、瞬く間に脱水症状になり、立ってもいられなくなる。塩分、水分補給は適度にしっかりとし、また自分の日々の行動もかなり意識して動かないと、結構生命に関わる問題ともなる。
 倒れたら救急車を呼ぶと云うのが適切な対応でもあるのだが、新型コロナ「B・A5」、「第7波」の感染が拡大中の今、巷のあちこちで救急要請がひきりなし、また救急外来も、発熱などしてようものなら受け入れは困難だ、一杯だと、搬送先の病院を選ぶのにも時間がとてもかかる状態で、いつものような適切な対応が出来くもなっている。発熱を扱っている病院や保健所はそんな過密な状態なので、そこに過度な負担をかけないためにも、熱中症にせよ、新型コロナにせよ、その予防は、一人ひとりがしっかりとして行く必要があるだろう。何でもかんでも役所や病院の批判をし、不安を煽るような情報がとても多い世の中ではあるが、そんなものに惑わされていては何も出来ない。いざ自分がなった時、恥をかくだけである。
 新型コロナの今回の感染拡大では、一律の行動制限は行わないと云うのが、政府の方針であるようである。東京都も今のところそれに従っている。先日の都知事の会見でも「ワクチン、換気、マスク」が大事と、「密」「密」ばかしを言っていた頃に比べ言い方も変わって来た。まあ、ワクチン、治療薬の出現で局面も変わり、またウィルス変異し弱毒化しているようで、重症化率も多くはない、まあ、そんなに不安を感じず、そう云うウィルスとして受け止めましょうと云うことである。
 そんなこんなで普通の夏にはなかなか戻らないが、夏と云えばお盆であり、路上で亡くなった仲間の供養の頃でもある。今年は久しぶりに祭壇を公園に出し、みんなで供養しようと、お坊さんも呼び、ついでに炊き出し(冷し中華)も出し、お土産も出し、酒も飲み、踊るなら踊ってと、そんな簡易な夏まつりを行いたいと思う。連絡会は結成からこの8月でちょうど28年。この間、俺らは多くの仲間を路上で看取った。救急搬送されて病院で亡くなった仲間も多い。人知れず新宿の街から離れ、どこかで亡くなった仲間も多い。結成当時の仲間の平均年齢が50代でもあったので、高齢の仲間は、順番のように亡くなった。路上生活なんてしなくても良い新宿の街にしようと、俺らと共にたたかって来た彼・彼女らの願いは未だ達成できていないが、その願いのバトンを受け取るためにも、多くの路上の仲間の死を忘れないようにしていきたい。
 来たる8月11日(祝日、木曜日)午後4時から新宿中央公園にて慰霊祭を軸にした夏まつりを仲間だけでやっていこうと思うので、是非参列を(詳細は裏面)。

 


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迎え盆


8月11日(木/祝)路上で亡くなった仲間を悼む
慰霊祭、夏まつりを新宿中央公園で開催します。

 仲間たち。
 いつの間にか前線が停滞し、各地で大雨、ゲリラ豪雨が続き、山形、新潟、北陸では河川が決壊、家屋が流されたり、土砂によってインフラが寸断されたり、災害級の被害となってしまった。関東、東京は各所でゲリラ豪雨はあったものの、大きな被害にならず、また、気温もぐっと下がり、猛暑日の連続を途絶えさせ、過ごしやすい日が続いた。場所によっては踏んだり蹴ったりの週末ではあったが、ちょうどこの週、連絡会のスタッフが越後「いろりん村」へ農作業の手伝いに行っていたのであるが、同じ新潟でも中越の方は、落雷はあったものの、雨は降ったりやんだりで大きな被害もなく、作業も順調に進み、無事新宿に戻ってこれた。今年はなかなかバランスのとれず、極端に走る夏のようである。
 今週からお盆ウィークに入るが、前線は遠のき、夏の高気圧が張り出し、じょじょにまた暑くなり、猛暑が全国的に復活するとの予報である。災害のあった場所の復旧作業は猛暑の中でまた大変になると思われる。お見舞いを申し上げたい。
 東京もまた暑くなる。再び熱中症の警戒である。コロナの方も増えたり減ったりを繰り返していて、まだまだ感染は広がっている。症状は軽度の方が多いようであるが、高齢であったり、基礎疾患があったりすると、発熱しただけで肺炎化するリスクも高いので、軽度だから、流行だからと、かかるよりはかからない方がよほど良い。引き続き色々と注意である。ワクチンがまだな仲間は、何度も言っているが、新宿福祉事務所で相談すれば、接種可能である。
 11日(木、祝)、昼間は流石に暑いだろうから夕方4時からとなるが、新宿中央公園で簡易な祭壇を設け、お坊さんを呼んでの慰霊祭、夏まつりを行う。「祭り」と云うのは、古来から感謝や祈り、慰霊のための儀式であって、夏はお盆で慰霊のため、秋なら収穫への感謝のためとなる。久しく公園ではやっていなかったが、亡くなった多くの仲間や関係者は、新宿のこの場所にゆかりがあったものが多いこともあり、この地に灯りをつけ、目印にし、黄泉の国から戻ってもらおうと云うものである。祭壇はその後、高田馬場の連絡会事務所に移り、お盆あけの16日(火)まで設ける。この機に、無念にも先に逝ってしまった仲間に線香でもあげ、偲んでいきたい。11日は炊き出し(冷し中華)もあるし、ビール等の飲み物もある。熱中症やコロナなど、何が起こるか分からぬ緊急事態に備え、医療班の先生方もスタンバイをして健康相談会も同時に行う。仲間が集まることが供養でもある。いずれ俺らもそちらへ行って、誰も供養してくれる人がそのうちに居なくなるだろうが、まあそれまでの間だけでも、ここで生きてきた底辺の俺らの「証」とやらを刻んでいくのもオツであろう。

 


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送り火


仕事を探す、病院に行く、福祉を取る、ワクチン打つなど
困った時は新宿福祉事務所の窓口でまずは相談。

  仲間たち。
 東海、関東を直撃した台風8号が去り、東京はまた台風一過の猛暑日連続が、この夏三度目の登場である。東京はまだ良いが、この台風でもびくともせず、逆に活性化してしまった東北地方の前線は未だ居座り続け、局地的な大雨が続いている。河川の氾濫地域や、土砂崩れなどの復旧もままならず、お盆どころではなくなっているとのこと。自然災害と云うのは人々の生活に直撃する。温暖化だとか自然破壊であるとかの影響か、この夏、世界規模で気象が異常なので、いつどこで何が起こるかも分からない。この大雨でお隣のソウルでは、地下街が水没するなどの大きな被害もあった。都市においてこれは他人事ではないので、東京もまた気をつけていくしかないし、市井の人々は、下らないニュースはともかく、気象情報や防災系の情報だけはしっかりと頭にいれておいた方が身のためである。
 先日の「シン・夏まつり」慰霊祭への多くの仲間の参列、どうもありがとう。路上で亡くなった仲間も、こんなにも多くの仲間に線香をあげてもらい、無念も忘れ、今はさぞ喜んでいるだろうと、そんなことを思わせる、静かでとても良い夏まつりであった。祭壇の方は高田馬場の事務所に移動し、16日(火)の送り火の日までは設けてあるので、今回逃した仲間は、シャワーのついででも、是非線香でもあげて行って欲しい。
 盆が過ぎれば残暑の季節である。今年の夏は長いかも知れないが、熱中症の危険がある猛暑日やら熱帯夜は流石に減って来る。そうやって季節は流れていくものであり、そうそうしている間に、あっと云う間に嫌な季節の冬になる。
 新型コロナの「第7波」の方も、そろそろピークのようで、東京では順調に減ってはいる。高止まりをするとか、色々な説があるが、幸いにして今流行のBA・5は弱毒化しているようで、「重症化するのは千人に一人程度、発症しても発熱やのどの痛みは2〜4日で軽くなるので、65歳未満で基礎疾患がない人は、あわてて医療機関を受診することはない」と、日本感染学会など専門家の人々が共同声明を出している。なので、一時よりも、あんまり大事にはなっていないようである。もちろん、だからと言って罹るより、罹らない方が良い。「マスク、手洗い、うがい」はしっかりとして、どこも換気を良くし、予防はしっかりとである。高齢であるとか、基礎疾患があるとかで、心配な仲間はワクチンをしっかりと打って(住民票がなくても新宿福祉事務所で相談すれば「接種券」を発行してもらえる)おくのも予防である。
 まだ暑さが続くと思いが、バテてしまった。少し身体を休めたい。と云う仲間も、福祉事務所で相談をしてみよう。新宿区はシェルター(一時宿泊施設)もあるので、一休みも可能である。仕事探しも、生活保護も、病院行くのも、俺らにとって、それらの窓口は福祉事務所なので、まずは困ったことを相談してみるのも良いかも知れない。色々な対策もあるので、それぞれの局面で活用するのも十分有りである。ま、とにかく、この夏をやり過ごそう。

 


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残暑見舞


猛暑も一山越えたようなので、これからは普通の夏。
体調を維持しながらもう少しの夏を乗り切ろう。

 仲間たち。
 盆が過ぎる頃には酷暑もだいぶ収まり、平年並の普通の夏の気温に戻って来た。湿度が低くなると、秋の気配とやらも少しは感じられたりもする。これから猛暑日は予報されておらず、東京の今週は曇りがち、雨もちらほら、気温は30度前後と、熱中症の危機はひとまず去ったかなと云う天気のようである。もう8月もそろそろ終わり。残暑がどこまで長引くか、途中で台風が来てどこかで途絶えるか、そんな気候の頃である。
 新型コロナの方は、どうやらインフルエンザ並の扱いにするようで、これまでのような大騒ぎは少なくなるであろう。今回の「第7波」は罹る人も多かったが、ほとんどが軽症。大事をとって入院しても、熱が下がれば無事退院。俺らの周りの状況もそんな感じである。世界的にも同様の傾向で、マスクもしていない国が今やほとんどである。これだけ増えると数の把握も困難なようなので、「全数把握」も見直されるとのことなので、毎日の数字に一喜一憂していた「恐怖におののく生活」ともおさらばである。このまま「コロナ狂想曲」も、実質エンドになれば良いのであるが。
 当のコロナウィルスは、だんだんと変異し、どんどんと感染力が強くなる特徴があるそうである。言われてみれば「普通の風邪」のよう、誰でもかかる未知のウィルスになっていくのであろう。肺炎にならなければ死亡することはないのも、インフルや風邪と同じである。
 まあ、そう過敏に注意するのではなく、そこそこ注意してやって行きましょうと、そんな感染症である。
 もちろんワクチンの有効性は世界的に認められているので、重症化リスクのある高齢や、基礎疾患がある人は接種をしておいた方が安心である。今なら無料なので、住所のない仲間や、身分証明書を持っていない仲間や、接種券がない仲間は、新宿福祉事務所の相談窓口で相談をしよう。1回目だろうが、3回目だろうが、接種はできる。これから予防のため毎年打った方が良いとなると思われるが…。
 毎年やった方が良い検診と言えば「結核検診」で、今年は11月8日(火)に、恒例の「無料結核検診会」を予定しているとのことである。「結核」も、今は不治の病ではないが、長期療養が必要となる病気なので、罹るより罹らない方が良い。ポイントは早期発見、早期治療であり、そのため年に一度はレントゲンを撮るのが健康のために必要である。まあ、まだ先なので近くになったら、またお知らせするが、秋になっても健康一番。色々な検査やらをして自分の身体をチェックもし、そして、栄養もそこそこ採り、身体も前向きに動くように、筋肉もそこそこつけ、次の冬への支度をしていく頃である。
 健康のことで相談があるとか、薬が欲しいとか、日々の薬のことを聞きたいとかは、「医療班」の「医療従事者ボランティア」が一緒に巡回もしているので、声をかけてもらいたい。  血圧も定期的に測った方が良い。血圧計は事務所にもあるし、図書館など公民館系にはけっこうあったりもするので活用していこう。

 


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秋雨に


残暑は長引くようですが、それに合わせて体調管理を。
 調子の悪い仲間は、まずは福祉事務所へ。

 仲間たち。
 曇りがちで雨が多く、湿度が高い時は蒸し暑く、低い時はからっとした過ごしやすい暑さ。今年の残暑はそんな日の繰り返しのようである。台風は季節柄いくつも発生しているようであるが、日本列島には届かず、替わりに秋雨前線が発達して居座り、そうなると大雨やらを各地を降らすことになる。古来から秋雨とは「しとしと雨」であったのであるが、近年はそんなものではなく「ゲリラ豪雨」と、何とも無粋な名の雨となる。しかもその名の通り、どこで大雨を降らすかが分からない。突然雲が暗くなり、あっと云う間に土砂降り。隣の町ではお天道さまが見え隠れ。そんなのに当たったら己の非運を嘆くしかない。
 気象庁は向こう3ヶ月の予報を先日発表したが、「ラニーニャ現象」のせいで、9月、10月は全国的に気温が高く、「残暑は長引く」見込みであるとのことである。10月までは台風のシーズンともなるので、それにも気をつけながら、長引く残暑を出来るだけ快適に過ごしていくしかない。
 最低気温が下がってくると、そろそろ半袖から長袖への衣替えの季節ともなる。連絡会の衣類の方も9月から長袖を募集していくので、そんな衣替え用の衣類が増えて来るだろうから、そこら辺は上手に調整しておかないと夜中、寒くて風邪を引いたりもする。毛布提供は夏季のため現在停止しているが、10月から提供再開の予定でもある。これからの夜は寝袋なり毛布なりがないと、厳しくもなる。そこら辺の準備も計画的にやっていきたい。残暑が長いからと言って、いつまでも夏の発想のままだと、季節に乗り遅れる。イソップ寓話の「アリとキリギリス」である。この話、原作だと、バイオリンを弾き、歌って楽しんでいた楽観論者のキリギリスさんは、計画的で分別のあるアリさんに幾ら懇願しても食べ物は分け与えられず、結果、飢え死んでしまったらしい。まあ、ある意味、今の社会にも当てはまったりもする。まあ、これでは子供に残酷だと云うことで話は変わっていき、その先が福祉と云う制度になるのであるが、条件付、説教付、期限付で食べ物や住む場所が与えられる、実に恩着せがましい制度を世界は作ることになった。
 「楽観主義でなにが悪い。くれなければ金持ちから奪うのみである」と云う、底辺の人々の力強い発想は考慮されてもいないし、そんなものは端から否定されている。まあ、そんな寓話はともかく、本当に餓え死なないよう、何かに食らいつくしかないのであるが。
 何が言いたいのかと言えば、制度と云うものは、恩着せがましいものである。けれど、それを承知の上で制度と付き合っていくこともまた必要な時もあるのではないかと言うことである。それは生活保護に限らず、自立支援も、民間の支援も、本質は皆同じである。恩着せがましいからと、そこで喧嘩をしたら何もならない。そう思うプライドさえあれば、それはどうにかなるものなので、今はぐっと堪えることも必要かも知れない。まあ、これはおのおのの判断なので、喧嘩をするなとは言わないが、あまり突出すれば自分に返ってくるものなので、その点は慎重に。
 つまりは、何でもかんでも活用してしまえば良いのである。難しい話は右から左へ。そうやって秋は冬を準備していく。  

 


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白露の候


今度の日曜日、昼は高田馬場事務所で鍼灸相談会。
夜の巡回は医療班同行なので健康のことの相談を。

 仲間たち。
 小笠原、沖縄を襲い迷走台風となった11号は、これから向きを変え、玄界灘を越えて日本海に抜けるようであるが、これによって秋雨前線が刺激され、関東地方も曇りがち、ところによりゲリラ豪雨の週前半となるようである。残暑の方はまだまだ続くとのことで基本気温は高めとなれば、蒸し暑い残暑が続くようである。それでも夜の最低気温は25度以下となり、日によっては20度に近づいて、風など吹けば肌寒くもなる気候となった。暑い、暑いと云いながら、これが9月の気候でもある。季節の変化にしっかりと対応していかないと身体が持たなくもなる。
 毛布の件、先日のチラシに載せたら、さっそく注文が入り、反響もあったので、10月からと云うのを前倒しして今月から毛布類を、日曜日の衣類配布時と、夜間の新宿パト(コアラのマーチ)時に持参することにした。雨で濡れちゃってなんてのも、これから台風シーズンともなれば結構あると思われるので、必要な仲間は声をかけてもらいたい。今期の募集はまだしていないのであるが、在庫は確認して、必要な量は十分あるので、あわてずにお願いしたい。昼間は火、木のシャワーサービスの時でも担当に話しをしてもらえれば、奥の方から引き出すことも出来る。必要なものは備え、濡れたり、汚れたりしたら取り換えるようにしていこう。これから涼しくなると、寝る場所もまた比較的暖かいところの方が良い。人混みが戻ってきたので繁華街は煩くてなかなか寝るどころではないが、隙間と云うのは、どんな都市でもあるものなので、問題にならないよう色々と開発をして、それでも見つからなかったら、おなじみ西口の地下で横になろう。身体は休めないと疲労が蓄積されるだけである。寝場所と云うか、居場所と云うか、そんな身体を休める場所は生きていく上で必要である。  オリンピック前は「追い出し」「追い出し」と、仲間の不安を煽るようなデマが意図的に飛び交っていたが、今はそれも鳴りを潜めている。かと言って絶対安心かと言えばそうでもなく、それは苦情であるとか、そこに居る仲間の日頃の行いなどにも影響して、「問題だ」と思われると、「警察官同行の巡回」なんてものが行われる。そうなったら色々と考えた方が良いだろう。役所の方も頭が良いので、今は「一斉に」なんてことはしない。地域地域、部分部分でやっていくのが「適正化」と云うやつである。
 新宿の西口も小田急百貨店本店が今年中だかに解体され、跡地には都庁より高い超高層のビルが出来るとのことであるが、それは遠く7年後のお話し。
 西口の再開発は色々と目立たぬようやっているのであるが、これにて見慣れた新宿駅西口の景色もだいぶ変わってくるのだろう。その時、仲間の状況がどうなっているのかは、誰も知らない。
 まあ、そんな話よりも季節の変わり目ともなるので、健康管理。今度の日曜日には鍼灸相談会もあるし、夜は医療班の方々が一緒に同行する。身体のこと、何かあったら相談を。

 


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中秋の


台風シーズンに突入し、季節がぐんと変わって来ます。
体調を維持しながら新しい季節を迎えよう。

  仲間たち。
 台風シーズンともなり、南の海では毎日のよう台風の子供が産まれているそうで、沖縄方面は毎週のよう直撃コースに見舞われている。そんなこともあり、秋雨前線も元気になって曇りがちや、秋の長雨の日が続き、中秋の名月の頃となり、彼岸花も咲き、秋分の日も近く「暑さ寒さも彼岸まで」となりそうである。
 幸いなことに関東は、今のところ台風のコースに入っていないが、先日の台風のよう迷走するのも居るので、この季節、気象情報、台風情報には特に目を配らせておいた方が良い。
 だいぶ暑さも収まって、朝晩などは涼しい日も多くなって来た。過ごしやすい日が多くなると、身体の方もだいぶ楽になる。まあ、あまり油断せず、季節の変わり目なので、ゆっくりと体調を整える頃であろう。
 新型コロナの方は、今回の「第七波」はピークアウトとなり、世の大騒ぎもようやく収まりつつある。このまま収まり普通の風邪のようになってしまうのか、それともまた新たな株でも生まれて「第八波」となるのか。もし再度の流行があったとして、次の冬あたりであろうと、そんなことが「専門家」の中では言われているようである。そんなこともあり、隔離期間が短縮されたり、渡航制限が緩和されたりと、色々な規制が解かれ、人流も戻り、飲食店も繁華街も再び回り始め、今は人手不足でもあるそうな。仕事も出て来ており、若い仲間は「一時宿泊(シェルター)」などに入りながら仕事をしているし、「自立支援センター」「ハローワーク」からの常用雇用も若くて、やる気さえあれば、引く手あまたのようである。建設系も都市再開発があちこちで続いているので仕事が多く。警備系もイベントが復活するなどで需要がまた高くなり、こちらは割と高齢の仲間も採用してくれる。また、雑業系も円安の影響もあり順調ではある。
 ま、コロナ影響で停滞していた経済がようやくまともに動き始めのが、ここ底辺に居ても良く分かるが、あとは感染したら間違いなく休まされるので、感染しないよう日常生活の中で気をつけることである。
 高齢になったり、病気になったりして身体が動かなくなると、仕事は難しく、生活保護とか、年金とか、そんな暮らしになるのであるが、そんなことを意識してか、政府は「住民税非課税世帯」を対象に世帯あたり5万円を給付することが決まったようである。ウクライナ情勢などもあり物価が上がっていることへの救済措置みたいなものである。かつてあった、年末用の「モチ代」のようなものになるのであろう。まあ、これは住民票がどこかに置いてあり、銀行口座がないと貰えないのであるが、俺らの世界では対象になる人がほとんどなので、せっかくだから貰っておこうと言う仲間は今から対応をしてみたらどうであろうか。
 長袖の衣類や、毛布類の提供も始めたし、マスクの放出も再開している。着るもの、寝るところを気をつけながら、体調を維持し、秋を楽しむことにしよう。もちろん体調が優れない時、ワクチンを打ちたい時は、迷わず福祉事務所へ。

 


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野分雲


台風に伴う大雨には引き続き注意を。濡れないよう、濡れないよう。
それでも困った時は新宿福祉事務所へ。

  仲間たち。
 またまた台風接近とのことで、九州から日本海側は厳重警戒中の連休になりそうである。それに伴い関東地方も雨が降りやすく大雨の危険もあるとのことなので、こちらも警戒をしておこう。
 この季節は毎週のよう台風が列島に接近してくる。海温のせいか、勢力も大きめ、強めのものが連発しているようである。直撃にならないよう祈るしかないが、もし、これからそんなコースの台風が来れば、注意報等が出るので警戒をしておいた方が良いだろう。大雨による河川の氾濫などで河川敷の仲間が取り残され、救助されるなんてこともかつてはあった。都心の方も、かつての「水の都」も今は水にはめっぽう弱く、上から下から水が噴き出す。また交通機関も麻痺をしたりすれば、結構なパニックになる。そんな時には役所が避難所を用意してくれるので、そこに縋るしかないのであるが、ま、「都市機能」として一応そういう危機管理は出来ているので安心は安心だが。
 情報もしっかりと知っておくことが重要にもなるので、台風情報には敏感になっておこう。
 台風が通過するごとに秋がやってくる。そして、早いもので、そろそろ彼岸の頃にもなる。「暑さ寒さも」である。今年は残暑が厳しいのであるが、それもここら辺までと思った方が良いかも知れない。季節の変わり目は夜の涼しさで感じられることであろう。最低気温も20度あたりになって、風でも吹いたらそのままでは眠れない。上にかけるものも用意が必要である。着るものも長袖一枚から上着が必要になる頃でもある。
 衣類配布、毛布配布は引き続きしているので活用願いたい。毛布も先日確認し、倉庫に在庫で100枚はあるので、それを順番に提供できるとのことである。そうこうしている内に寒くなれば、毛布、寝袋の寄付も集まる。それもどんどん提供していきたい。「日常生活を支える」と簡単に言うが、それは、毎日の食い物だけでなく、着るもの、寝る場所や寝る装備品がなければ十分ではない。そんなことは俺らは熟知しているので、それに対応した支援と云うものを心がけている。何か日常的に必要なものがあったら、どうにかなるかも知れないので、声をかけてももらいたい。
 季節の変わり目は体調にも影響が出てくる。風邪を引いたり、熱が出たり、胃がもたれたり、病気には色々なサインがある。それも見逃さず、市販の薬ならこれまた提供は可能なので、それを試してもらい、それでも良くならなければ、福祉事務所を通して病院で検査をしてもらう。そして、自分に適した薬を処方してもらう。身体を休めていることが大事なら、どこか施設を紹介してもらえるし、今はよほどのことがない限り、生活保護を含めた色々な施策につなげてもらえる。困った時にはそういうのも活用していけるので、こちらも安心ではある。
 まあ、何とかなる時は何とかなるし、ならない時はどうにもならないものではあるが…。

 


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雨は秋風に


朝晩、涼しくなり、毛布も必要な頃となりました。
毛布は色々なところで配布しておりますので活用を。

  仲間たち。
 またもや台風通過の週末となったが、今回の15号は途中で熱帯低気圧となり、東海、関東では普通の大雨でなんとかかわせたが、台風は次から次へと発生しているので、引き続き台風情報、気象情報には注意である。今月の頭からそんなことばかしであったが、残暑が厳しい厳しい言っていたら、朝晩はめっきりと涼しくなり、彼岸の頃となって、季節がすっかりと変わりそうである。「暑さ寒さも彼岸まで」と云う諺は、まんまの意味の他、雨の日も風の日も、頑張って耐えていけばいつかは終わると云うことでもある。変化に富んだ日本の四季がなせる諺でもある。終わりがあれば、また次へと変わる。大きなことで云えば、エリザベス女王の死も、安倍さんの死も、そう云う次の変化をもたらすものとなるのであろう。
 安倍さんと云えば、27日(火)に日本武道舘で国葬があるので、各国要人が東京に集まるとのこともあり、また、警察庁も暗殺を防げなかった失態を、今回何とか取り戻そうと、最高レベルの警備体制を敷いている。当日は会場付近での交通規制もあるが、都内各ターミナル駅や繁華街で「職質」、車両は「検問」で不審者の洗い出しをしたり、また、見せる警備も展開している。そんなこともあるので、駅等で不審な動きをしていると何かと疑われたりもするので、気をつけよう。特に刃物は持ち歩かないよう。銃刀法では6センチ以上の刃物の不要の持ち運びはダメなので、新品のカッターナイフもひっかけようとすればひっかけられる。生活に必要なカッターナイフを所持する場合は、短くして持ち歩いた方が良いだろう。それと、若い仲間でリュックサックをしょって歩いていると結構な確率でひっかかる。警官も色々と見ているものである。本当は「職質」は断っても良いのであるが、何人もの警官に取り囲まれたらそうも出来ない。やばいものを持っていなければ協力して見せてあげた方が事は早く済む。お巡りさんも仕事で、上の命でやっているのであるから、そこは大きな気持ちで。
 まあ、それはそれとして、台風とか雨とかが多く、季節の変わり目で気温差も激しくなってきている。何かを変えなければならない時期であるのであるが、それに伴い、体調面も色々と変化していく。夏場は水分を摂れば汗で出てしまうのであるが、これからの季節は汗よりもおしっこの方で身体は調節する。けれど、水分摂っても尿が出ないとか、出にくいであるとか、そんな症状は加齢と共に前立腺肥大となるのであるが、ちゃんと調べてみてもらったら前立腺ガンであったりしたなんて話は良く聞く。前立線ガンぐらであったら早期発見して治療をすれば治りやすい病気なのであるが、自覚症状があるのにそのままほうっておくと、どんどん悪化し生命を落とす危険もある。こんな例のよう、日常生活でちょっとしたことが「いつもと違う」と思ったら、それは病気の「サイン」かも知れないので、気にかけておいた方が良い。コロナにばかし気に取られていると他の病気を見落とすことなんてこともある。まずは検査をしてもらうこと。生活保護と云うと貰えるお金のことばかしを気にする向きも多いが、生活保護で一番助かるのは、治療費を全額国がもってくれることである。施設にはいりたくなければ医療単給と云うものもあるし、特診券なんてのもある。一番良い方法は福祉事務所で決めてくれるから、まずは相談である。

 


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秋冷へ


今週あたりからぐんと秋らしくなるようです。
薄着で風邪など引かないように。

  仲間たち。
 朝晩はめっきりと涼しくなり、彼岸も過ぎ、早くも10月である。今年もあと3ヶ月しかないことに気付き、冬の支度をそろそろ意識する頃でもある。
 先週の台風は高気圧に阻まれ、大きくそれたので影響はあまりなく、久しぶりに晴天の週末である。それでも台風は、南の海で記録的に発生しているようなので10月になっても警戒はしておいた方が良いだろう。静岡の方では大雨、土砂崩れ、断水と、大きな被害となったようである。台風の傷あとは、日本各地で広範囲となっている。江戸時代ならさながら飢饉であるが、今や第一次産業は都市化と高齢化のせいで衰退の一途、そこまでの影響はなく、農作物も輸入に頼っている現状なので、円安であるとか為替ルートの方が商品価格に影響があるようで、また、ウクライナの戦争の影響もあり、色々なものが値上がっている。
 農業もまた自然災害の中でとても大変であるが、「越後いろりん村」での仲間による米作りは、今年から再開しており、稲刈り作業に今度大挙して行ってくる予定で、お米やらをもらっているだけでなく、農業を支えるためお手伝いに行こうと、そんなことも微力ながら続けている。今年の年末の炊き出しには、皆の作業で生産した「いろりん米」が食える予定なので、楽しみにしてみたい。
 「コロナ禍」で、騒ぎたてる世相もようやく一段落したようであるが、今年4月に閣議決定された「令和4年度住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金」が、新宿区で云えば、今年の6月1日で住民基本台帳がある世帯で、令和4年度に非課税となった世帯へ「確認書」が郵送で送られていたのであるが、そこら辺の申請も、コールセンターも先月末で終了と云うことで、一連の10万円給付と云うのはこれにて終了と相成った。
 この「現金給付」と云う対策、今度は物価高であるとか、そんなことへの対応と云うことで、同じく非課税世帯に対する5万円の支給が年末にかけてあるようでもある。まあまあ、貰った人は助かるだろうから、それはそれで良いのであろうが、こちらもまた住民登録が必要で、自分名義の銀行口座を作っておいた方がスムーズである。今、マイナポイントが貰えると、マイナンバーカードの新規申請を総務省あたりがしきりに宣伝しているが、割と簡単に手続きが出来るようで、身分証明書として作る仲間も居るようである。
 身分証明書と云えば、今や公共事業や大手ゼネコンの現場などでは、かつてのよう日雇労働者は使わなくなり、身分がしっかりとしている正社員しか現場に入れないとのことである。それだけ下請け管理がうるさくなっているとの事で、身分証明書なしで働ける現場は建設業の中でもとても少なくなってしまった。失業対策の花形であった建設業でさえこんなのであるから、他の業種もまた同じく。身分証明書を得るには住民票が必要で、住民票を置くことによって発生する色々な家族等のトラブル、自治体からの未納請求書の束、弁護士事務所からの「お知らせ」等、の対応も含め、そこら辺、いろいろと天秤にかける必要があるのかも知れない。

 


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ありがとう


すっかり秋めいて来ました。
寒暖差には注意し、 健康管理はそれなりにしっかりと。

  仲間たち。
 雨が降り続け、すっかりと秋と云うか、初冬の季節まで現れ、景色もがらりと変わった。まあ、街はもうクリスマスケーキの予約だ、お節料理の予約だと、そんなことも始まっており、早いもので、今年もあと3ヶ月を切ってしまった。
 衣替えをしっかりとしているであろうか。連絡会は毛布、衣類を毎週日曜日の夕方、都庁下で集中的に提供しており、また、火曜、木曜のシャワーサービス時にも高田馬場で提供を続けている。この時期、しっかりと衣替え、寝床の準備をしていかないと、夜も眠れなくなるし、眠れなくなると風邪を引いたり、持病が悪化したり、とりわけ心臓系、循環器系の疾患を持った仲間は、急激な気温の変化は天敵である。心臓は常に暖かくして守っていこう。
 新型コロナの方も、収束はしていないものの、重症化は少なく、新規感染者数も順当に減り続けている。これまで禁止されていた病院での直接面会も、そろそろ出来るようになり、社会全体の警戒レベルはだいぶ下がって来た。ワクチンも新種のワクチンが出来るなど、対応も進んでいる。このままいけば「普通の風邪」程度になるのであろうが、この秋は一旦収束しても、冬場になるとインフルエンザと同時流行するかもなどと、そんなことも言われている。とりわけ体調面でのチェックなど、そこら辺は引き続き気をつけ、調子の悪い時は福祉事務所に行って相談、そして紹介された病院に行く。急な悪化の時は救急車を呼ぶ。そんな対応をしっかりとしていこう。
   さて、今月1日、新宿で長年に亘り路上の支援を続けてくれていたアントニオ猪木さんが、闘病の末79歳で亡くなった。かつて、俺たちが一番大変な時期、10年以上になるだろうか、年末の新宿中央公園には猪木さんの、あの颯爽とした赤いマフラー姿があり、毎年多くの仲間に檄を飛ばしてもらった。焼き肉もあったし、ラーメンもあったし、冬の衣類も手袋もたくさん持って来てくれ、多くのスタッフの人々と、一人ひとり手渡してもらった。
 同じ時代に生きて来た人々、戦後、苦労してきた人々を多くを知っているだけに、いろいろあり、失敗して路上になってしまった仲間に、「くよくよするな」と言い続けてくれたこと。「元気があれば何でもできる」「道は作れる」と励まし続けてくれたこと。その暖かくでっかい気持ちを、新宿の俺たちは決して忘れはしないだろう。

 追悼。猪木さん、ありがとうございました。
      そして安らかに。

   今年の秋はそんなこともあり、寂しげな秋になりそうであるが、少ない日差しを有効に使い、日本晴れの空に深呼吸でもしてみよう。気持ちも少しは穏やかになる。
   とにもかくにも健康には気をつけ、季節に合わせた生活を作っていこう。異常気象と云うものはどうにもならないのであるが、冬も近いと考えておけば、自ずから生活のスタイルは決まっていく。あとは、成るようになる。 

 


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足音は冬


必要な時にあるように、生活備品は整えておこう。
調子が悪い時、色々あった時は役所で相談を。 

 仲間たち。
 時たまおかしな日もあるが、気温もすっかりと下がり、秋も何だか終わりのような気候になった。最低気温もそろそろ10度の壁を突破しそうな勢いで10度ともなればこれは立派な初冬の気候である。まあ、今は日替わりのような感じであるが、間違いなく冬の足音は迫っているので、気分をしっかりと変えて行きたい。
 毛布類はどんどんと放出を続けている。日曜日の都庁下、火、木のシャワーサービス、新宿深夜パトロールと、あちこちの活動拠点には毛布が揃っている。必要な仲間は取りに来てもらいたい。気が早いと思った時には次の日は冬日なんてこともあるので、機会あれば確保をしておくようお勧めする。  防寒着類もこれから入ってくるので、これも放出を続けるので、着るものがまだ夏物と云う仲間は居ないだろうが、夜は特にどんどんと着重ねていかないと風邪も引く。これまた機会あれば確保をしていこう。風邪を引くと色々不安なので、風邪薬などの常備薬もパトロールで配ってもいる。必要な仲間はもらっておけばいざと云う時に使える。熱が出てから風邪薬(解熱剤)を買おうとしても、夜は薬局はやっていないし、そもそも風邪薬も結構な値段がするので、薬局やっていても手持ちがなければ買うことも出来ない。なので、予備的に持っておくと、そんな時には役に立つ。寒くなるとインフルエンザも流行ってくるので、コロナと同様に注意である。
 コロナと云えば外国人の入国が全面解除されたようで、これから新宿の街中も「コロナ前」の状態に戻って来ることであろう。観光客やら留学生やら、他文化の賑わいが戻ってくるのはとても宜しい。
 が、そんな時に大久保のドヤ(簡易宿泊所)で仲間同士の殺人事件なんかが起こってしまったので、ドヤ主やら旅館業は、インバウンド(訪日外国人)獲得の方に力を入れるかも知れない。オリンピックのインバウンド目当てに改修などして来たドヤが、コロナでインバウンド需要はなくなり、仕方なく生活保護を受け入れていると云うのが実情でもある。これから、どうなることやらである。
 まあ、殺してしまいたくなるような、色々な恨みつらみは、ドヤに限らず、どこでもあるだろうが、一人で悩み、恨みを募らすより、誰かに相談をした方が良い。施設やアパート内のトラブルは、まずは管理人、そしてケースワーカーに相談をしてみてもらいたい。それで埒は開かないとは思うが、恨みを分散させた方が、気が紛れる。
 しかし、今回、施設内の防犯カメラ、駅の防犯カメラで加害者の身元がすぐに分かり、あっけなく逮捕された。都内は防犯カメラだらけなので、恨みを晴らす時はそこら辺も考えた方が良いのかも知れない。  まあ、それはともかく、不運にも亡くなられた方のご冥福を祈りたい。
 越後いろりん村へは、先日、連絡会総勢13名の部隊で稲刈り収穫祭に参加をして来た。各地と交流をしながら、考え方の幅をもっと広げていくようにしたいものである。

 


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つるべ落とし


秋もぐんと深まり、初冬の気温になりもします。
寒さ対策を今からしっかりとやっていこう。

  仲間たち。
 一頃の気候とはうって変わり、すっかりと秋である。日本晴れの好天が続けば気分も良いのであるが、今週は曇りがち、半ばに雨も予報されている。曇りともなれば気温もぐっと下がる。最低気温が10度を割り込む日も、ついに出てきそうである。秋から冬へのスピードは意外と早い。寒さ対策はまごまごせずに早めにやっておいた方が良いだろう。
 日も短くなり、今年も残り2ヶ月ちょっとである。やり残したことなどたくさんあるだろうが、そんなことを気にさせぬ程、年末への時の歩みも、また早い。
 これからどうするかを考える秋でもあるのであるが、そう云うことは後回しにして、寒い中でどう暮していけるのかを最優先に考えた方が良い。どうにもならない時はどうにもならない。そんな時はじっと耐える。それもまた立派な生き方でもある。
 防寒着、毛布、寝袋など、防寒に役立つものは、既に放出している。活用してもらいたい。また、必要な時は声をかけてもらいたい。凍えて死ぬと云うのは昔話のように感じるかも知れないが、実際は、この路上で頻繁に起こったりもしている。路上死は、事件性がない限り、警察はいちいち発表はしない。死因もそう調べたりもしない。身元も限られた方法でしか調べないし、あとは行路病死として役所で荼毘に付し、無縁仏になるだけである。
 この行路病死と云うのは、冬場がとにかく多い。それだけを考えてみても、寒さと云うものは、死につながるものである。暖冬と言われ続けて来た東京の今の気温でさえ、そうである。
 本当なら、そう云う覚悟を持って冬を迎えなければならないのであるが、なかなかそうはいかない。「文明開化」は色々な便利なものを発見し、季節との闘いも簡単なものと勘違いさせているからかも知れない。この冬は暖房等に使う電力が不足しそうなことも言われているし、また、ウクライナの戦争の影響などで、電気代も今月からまた値上げされる。世界的にインフレ傾向にある中で、今後の経済であるとか、生活水準であるとかが、それぞれの国で結構問われてくる冬になるとは思うが、いずれにせよ人々が凍死することがないような政策をと、切に願ったりもする。
 ちょいと話が大きくなり過ぎたが、これからは、とにもかくにも寒さ対策。生活の中に暖かい場所を取り入れると共に、血圧が高いなど循環器系の病気の仲間や高齢の仲間は、ヒートショックなど寒暖差にも気をつけた方が良い。シャワーあがりや、銭湯あがり、室温と外気の急激な変化には最も注意である。
 そして、ふらつきがするとか、めまいがするとか、いかにも血圧が安定していないなとの自覚症状がある場合は、福祉を通してでも病院に行き、検査をしてもらい血圧を下げる薬を処方してもらうことである。コロナのせいで隠れていたが、「心疾患」「脳疾患」は、常に「癌」と「死因ランキング」で1位、2位を争っているので、生活習慣病と云うのは恐ろしいものでもある。
 これからどうするのかでは、自立支援にせよ、生活保護にせよ、寒くなれば門戸が広がるのが役所の性で、寒くなれば暖かい場所で暮してもらおうと、人道的な対応と云うのは、あまり知られていないが、実は、しっかりとやってもらえる。今の生活を根本から変えてみたいと云う仲間は、福祉事務所に相談を。

 


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寒露から立冬


新宿保健所による「だれでも結核検診」11月3日(火) 新宿福祉事務所前広場で9時から15時半まで実施です。

  仲間たち。
 お天道さまが顔を出せば、秋晴れの日向ぼっこに丁度良いが、北風など吹いて夜になれば、朝晩はもう冬である。
 北関東でも紅葉が進むと共に、初霜やらの知らせも聞くようになった。どこでも冬ごもりの季節でもある。
 東京の気候はとにかく寒暖差が大きい。着るものも困ってしまうような天気なので、昼間の薄着のまま夜を越すと、風邪を間違いなく引く、そんな天気である。とにもかくにも気をつけていこう。
 さて、また訃報が入った。連絡会の最初の越年越冬(1994年西口地下広場)の時から、「さすらい姉妹」の路上劇を仲間に披露し続けてくれた「水族館劇場」の創始者でもあり、作家、演出家であった桃山邑さん。病に伏せていたが、今月18日、ご自宅で亡くなったと、劇団から知らせが入った。享年64歳。

 桃山さんと云えば、その昔、山谷争議団の支援として、この世界に入り、常に、山谷や寄せ場で働き暮す人々の友人であり続けた仲間の一人である。そして、自ら建築現場で働きながら商業ベースにはのらず、この国の底辺下層の人々の悲哀と笑いを劇にし、テント芝居を続けて来た演劇人でもあった。
 何かすべてをやり切ったのか、それとも山谷の玉三郎さんが「こっちこいや」と天国から誘ったのか、早い死である。
 今年の暮れ、新宿にも「さすらい姉妹」がまた来てくれたら、毎年、その冒頭で、とび職人の格好で口上をしていた彼の姿を思い出してもらいたい。
 多くの仲間があなたの劇が好きでした。そして、一緒に笑い、泣きました。大変お世話になりました。ありがとうございました。そして安らかに。

 猪木氏に続いて路上や寄せ場の友人が亡くなるのは、とても寂しいものである。まあ、それでも冬は容赦なく来る。冬に負けぬよう、そして亡くなった仲間や友人達に笑われぬよう、しっかりと生き抜いていこう。
 毛布、衣類は既に広範囲かつ大量に提供している。先日、倉庫の大整理をしたが、全国から頂いた冬物防寒着、衣類などは大量に放出できる状態になっている。それを順次出していくので、お目当ての物が今回なくても次の週にあるということもあるので、あきらめずに来てもらいたい。もちろん、自分で買えるのならそれに越したことはないが、今は物価高の趨勢なので、衣食住は結構な値段がする。それがかなわぬ場合は色々と活用をしてもらいたい。
 物価高と云えば、11月に開始予定の国による「非課税世帯」への5万円給付は今、自治体の方で準備をしていると思われるが、それとは別に新宿区は独自に「物価高騰対策」として、今年9月21日現在、新宿区に住民票があり、令和4年度の住民税が課せられていない「非課税世帯」に一律2万円を給付することとなり(「生活支援臨時給付金」)、そのための「確認書」を今郵送をしているとのこと。連絡会に住民票を置いてある仲間は、この確認書を返送しないことには貰えないので、その点は注意をしておこう。

 


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向寒の折


今度の日曜日は昼間は鍼灸相談会。夕方から医療班同行パトロール。
調子の悪い仲間は相談を。

 仲間たち。
 秋の好天の日が続くと、空気が乾燥し、北風でも吹けば、尚更カラカラともなる。
 そうなると喉をやられるので、やはり外出時であるとか、外での仕事の時には新型コロナの流行具合に関係なくマスクをしておいた方が予防には良いだろう。
 マスクをし始めてから「風邪を引かなくなった」と言う仲間が多いのは、まあそう云うことである。
 手とか顔も乾燥肌の仲間はガサガサになったりもするので、クリームなんてのは安く売っているので、保湿をした方が良い。あかぎれにでもなると、痛いし、水が染みる。北風が吹き始めると手袋、マフラーの季節でもある。
 寝床も色々と、風が入らぬ場所に作った方が良い。新宿西口は小田急百貨店の移転に伴う工事の関係で、今までのところがダメでとか、環境が変わってとかで別の場所に移動したりもしているが、まあ、なかなか良い場所はないものの可能な限り風をよけ、段ボールを敷き、その上に毛布をかけ、暖かくして寝るようにしないと、これまた風邪を引く。  新型コロナの方は、第7波が下火になってからそんなに騒がなくなったが、それでも感染状況がなくなった訳ではなく、それなりの数の人が今も感染もしている。重症化しないことで安心してしまっているが、それでも、出来れば罹らない方が良い。社会を規制する必要はないだろうが、各人でそこそこの注意が必要な状況になったようである。
 まあ、それに加え寒くなると風邪やらインフルエンザも流行り出す。マスクで喉を守り、カラカラにならぬよう保湿をする。そうやって色々な菌を寄せ付けなくすることは結構予防になったりもする。
 その中に「結核菌」も、実はうようよしていたりもする。大きな繁華街があり、人混みが多い新宿は、結核罹患者もまた多い。「結核」と云えば、かつては「死の病」で恐れられていたが、医療や薬の進歩やらで、治療さえしっかりとすればそう云う危険も少なくなった。レントゲン検診もまた普及し、早期発見の仕組みも出来ているので、そうそう恐れる病気ではなくなったと言えるのであろうが、それでも罹らぬに越したことはない。
 今年は3年ぶりに新宿保健所が「だれでも結核検診会」を福祉事務所の前の中庭で行うので、今年まだレントゲン検診を受けていない仲間は、自身の健康管理につながるので、日程があうのであれば活用していこう。8日(火)の午前9時から午後の3時半までレントゲン車を出してやっているので、手続き簡単、時間もあっと云う間、もちろん無料なので、良かったら受診をしてみよう。
 また、今度の日曜日は高田馬場の事務所にて定例の鍼灸相談会も開催される。肩の調子が悪い、腰の調子が悪いなど、そんな症状の仲間はちょっと顔を出してもらえればと思っている。夜のパトロールはお医者さんや医療従事者の方々が一緒に回ってくれる。こちらも相談がある仲間は声をかけてもらいたい。

 


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冬に入る


来週から気温もかなり下がる予報です。防寒対策への備えを。
冬支度の毛布、衣類、都庁下にて毎週日曜日提供中。

 仲間たち。
 東京都のシンボルでもある銀杏の葉が黄色くなり、落ち葉となり、道路も黄色くなり、北風が来て、その、落ち葉が宙に舞う。
 秋も深まり、酉の市も始まると、もう冬は目の前である。
 空気も乾燥している。三の酉の年は火事が多いとの言い伝えもあるので、どこに居ようと火事には気をつけていこう。健康のため喫煙率がかなり下がって来たが、煙草を吸う仲間は、吸ったら、しっかりと消す。そこら辺にポイ捨てしない。ストーブ焚いてる仲間はあんまり居ないだろうが、暖房器具も消し忘れに注意する。「火の用心」の季節でもある。
 世の中は、ウクライナ戦争や円安の影響で、「電力・ガス・食料品等の価格高騰」となり、それに対する「緊急支援給付金」(5万円)の通知が、新宿区独自なものとは別に、今月11日から区内に住民票がある「非課税世帯」に発送されている。この書類、口座を確認したり、書いて返送しないと貰えないので、その点、ご注意を。区内に住民票がないとかで書類が送られて来ないとか、書類があっても、口座がないとか、色々と受け取るのに障害がある仲間は相談出来るコールセンターが開設されているので、0120 008 115(新宿区価格高騰緊急支援給付金コールセンター*令和4年10月25日(火)から令和5年1月31日(火)まで*土・日曜日、祝日等を除く午前8時30分から午後5時15分まで)に電話して色々な手続きの方法は聞いてみよう。電話賃がないなどの仲間は連絡会の事務所に「電話貸してくれ」と来てもらっても良いし、「とまりぎ」なり、福祉事務所の相談窓口に行っても良い。「国のばらまきだ」と批判している人は自分が貰えないからひがんでいるだけで、気にすることはない。「非課税世帯」であれば、貰えるものは、しっかりと貰っておいて構わない。使途も厳格に決まっていないので、それでパチンコ行こうが、宝くじ買おうが、馬券を買おうが、それは個人の勝手である。まあ、生活の足しにしてくれと云うことである。
 これから冬になると、路上生活者対策は何か新しいものがあるのかと云えば、それはないと云うか、いつも通りなので、その部分はあまり期待をしないことである。通常でも、仕事をしたい人へ「自立支援施設」の紹介。短期の宿泊でも良いと云う人への「一時宿泊所」の提供。病気の仲間で医者に行きたい人への手続き。また、入院の手続き。生活保護での「宿」の紹介やその後の生活の支援。こう云う基本的なことは通年でやっているので、冬だからと云って特に特別なことはないが、これは現場をよく知っている新宿区特有の現象だろうが、「温情」は一段と増してくるので、とても親身にはなってくれる。なので、今の生活何とかしたいとか、調子が悪くて冬が越せそうにもないとか、仕事がなくて困っているとか、そう云う仲間は、まずは新宿福祉事務所へ「相談」してみよう。福祉を受けてから住民票を置いて、給付金を受け取ると云うのも可能である。
 まあ、色々と考えて冬を越す計画を立ててみよう。

 


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冬の雨


毎週日曜日の都庁下、防寒着、毛布類を提供しています。
本格的な冬の前にしっかりとした防御を。

 仲間たち。
 早くも11月も後半になり、師走も近くなって来た。東京ではまだ木枯らしが観測されてはいないが、北風も強くなってくると、そろそろそんな時期でもある。風が強まればコートの出番。服装もより厚めにしないと、乾燥していることもあり、すぐ喉をやられ、風邪を引く。
 今週は、気温はまあまあであるが、雨が多いとのことである。気象庁の一ヶ月予報でも、東日本は雨が例年より多そうとのことなので、気圧配置が冬型にまだ定着していないようなので、気温やら寒暖差もそうであるが、雨にも気をつけた方が良さそうである。比較的暖かい雨のようであるが、季節が季節だけに冷たい雨も混ざってくると思うので、そんな日の夜は極寒にもなる。濡れないことである。
 とりあえず、気象各社の予報だと、今年の冬は、関東については暖冬傾向とのことなので、異常気象ではあるものの、その点だけは少しほっとはする。
 ほっとしているところに、新型コロナウィルスの「第8波」が始まったとか、始まっていないだとか、また世間が騒ぎ始めている。専門家の先生方も「感染は拡大傾向にあり、新しい波に入りつつある」と言うているので、まあ、そう云うことであるようだが、ウィルスの株は、オミクロンの「BA・5」のままなのと、「第7波」で被害が少なかった地方で感染者数が増加している傾向にあるとのことで、「残り火の再燃」との見方が強そうである。なので、感染ピークは年内にも訪れるとの予測も出ている。
 「BA・5」から、新しい変異株になるかならないかが、来年以降の感染のポイントであろうが、今のところ世界的にもあまり目立った動きはないようなので、年内までは各人、気をつけてとなるのであろう。医療関係機関であるとかは対応に大慌てで、再び直接面会中止などの措置がとられているが、一般の人は、かからぬよう、引き続き、マスク、手洗い、うがい、人混みの多いところで大声出したり、喋ったりしない。と云う、今までのマナーを再びしっかりすることである。マスクに関しては夏場は屋外で外しても良いとか国が言っていたが、冬場は屋外でもしておいた方が良いのであろう。まあ、大騒ぎをせず、そんなに不安になることもなく、適切に対応をして行きたい。
 ワクチンの方は、早い人では、もう5回目の接種案内が来ている人も居る。最新のワクチンはオミクロン株対応ワクチンで、今までのより、発症、重病化を防ぐ効果があるとされている。住所がなく案内が来ていない仲間は、福祉事務所の窓口で「ワクチン受けたい」と言ってくれれば、住所がなくても、大丈夫であり、手続きをして貰える。もちろんお金はかからない。その際、過去の接種証明書があれば持参するようにお願いしたい。なくしてしまっていたら、いつ、どこで何回打ったかの記録なり記憶をメモにでもしてから相談に行こう。
 まあ、コロナにせよインフルにせよ結核にせよ予防はしっかりとである。

 


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落ち葉舞い散る


寒暖差が引き続き厳しいので、体調管理には一段の注意を。
調子の悪い仲間は迷わず福祉事務所へ。

 仲間たち。
 落葉樹の色づいた葉もあらかた落ち、その落ち葉が木枯らしで舞う頃になると、いよいよ冬の訪れである。ここの所、小春日和が続いたり、雨の日が多かったり、寒暖差が激しい季節の変わり目らしい天気であったが、今年も師走に入れば、ストンと、暦通りに冬に突入する見込みである。
 毛布、寝袋、防寒着類の準備はどうであろうか。この間、かなりの量を提供し続けて来たが、冬の準備はしっかりしていかないと、年末までならまだ良いが、東京の極寒期は1月下旬から2月の半ば頃まで、この季節に耐えられるかどうかは、その準備にかかっている。とりわけ高齢の仲間や、病気がちの仲間は万全を期していかないと、えらいことにもなりかねないので、ぬかりのないようお願いしたい。
 もう既に「調子が悪いよ」と云う仲間も居るかも知れない。そんな仲間は都合をつけて福祉事務所に行き、病院に行くなり、薬をもらうなり、宿所に入るなり、体調を整える方法を相談してみよう。調子が悪く、栄養不良状態で厳冬期にでも入れば、寒さで心臓がキュっとなって、凍死なんてこともある。毎年そんなケースは新宿には残念ながらたくさんあるので、お互い気をつけることである。
 さて、東京都福祉保健局は先日、今年8月に調査した「路上生活者概数調査」の結果を発表した。国河川も含めた総計数は693名と、前年同月調査から100名近い減となっている。区部の方は新宿区72名、渋谷区62名、墨田区40名、台東区38名、江東区28名、豊島区28名、千代田区18名、港区17名、大田区17名、足立区16名、中央区13名、江戸川区11名、以下、荒川区、練馬区(はゼロ)以外の区は一桁代であり、23区では総計403名と前年同月調査からは73名の減となっている。
(ちなみにこの調査、昼間の調査なので「概数」=「おおむねの数」と言っているよう、実際の数は、もう少しだけ多い。新宿区では夜間寝る仲間が多いこともあり、2倍ぐらいの差はある。)
 「コロナ禍」で何がかんだ言われていたが、「コロナ禍」は逆に人の移動が少なくなっただけに、新規参入は少なく、また、自立支援の対策、福祉の対策が都内には張り巡らされていることもあり、加え、高齢の仲間が多いだけに、入院したり、施設に入ったり、亡くなってしまったりと、そんな要因の中、年々、路上の数は少なくなっている。そして残った仲間は、先の国の調査にもあったよう高齢化が進んでいる。
 路上の仲間はだいぶ減ったので、かつてを知っている仲間にとっては寂しいと思うかも知れないが、路上に居た仲間は路上から出ても、路上の仲間を心配してくれる。なので、寂しいと思うこともなかろう。あの頃が、とても異常であっただけでもある。
 しかし、新宿だけは相変わらず、不変のトップ1である。大きな繁華街がある区や「寄せ場」があった区に仲間が残り、住宅地しかない区からは河川敷に移動する。そんな構図であろう。
 まあ、残った仲間で頑張って越年である。その意気込みだけは変わらないのでご安心を。

 


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冬になりぬれば


今度の日曜日は馬場の事務所で鍼灸相談。
夜は医療スタッフがパトロール同行。調子が悪い仲間は相談を。

 仲間たち。
 師走である。空気もぐっと冷たくなった。誰がなんと言おうと冬である。路上にとって嫌な季節であるが、まあ、何とかなるさで突き抜けて行きたい。
 気温の方は今のところ平年並かちょっと高目であるが、今期の冬は、南の海のラニーニャ現象が続いていることもあり昨年同様の厳冬になるとの予想が多い。昨年も各地で氷点下以下の日が続き、山間部では雪がとても多く、荒れた天気が続いたが、今期もそんな冬になるのかも知れない。備え有れば憂いなしなので、それを見通して越冬の準備をしていくことである。
 毛布や防寒着の放出は今も毎週日曜日の都庁下を中心に行っている。シャワーサービスの日にも衣類等の提供もある。毛布をもったパトロールも行っている。皆と出会える機会は冬は多いので、必要な仲間は声をかけてもらいたい。マスクも防寒用ではないが、していた方が喉をやられない。こちらの在庫も、冬場用の毛布、防寒着もまだたくさんあるので、その都度提供可能である。
 ホカロンなど携帯カイロも数が集まり次第、順次投入予定である。とにかくこれからは寒さとのたたかい。可能な限り暖かくしていこう。

   訃報である。
 新宿大ガードで暮していた「えっちゃん」が、先月19日に救急搬送され、21日入院先で亡くなった。享年71歳。新宿を愛し、酒を愛し、仲間を愛し続けた一生であった。バブル崩壊後の新宿を共に見続け、そこと葛藤し続け、長年路上で共に生きて来た、仲間思いの誰からも愛された仲間であった。無念追悼…。

 さて、新宿区が年末年始に実施している「緊急一時宿泊」は今年も行われる。枠は2名、場所は千代田寮、今月23日から6日まで宿泊可能で、もちろん食事の提供はある。受付は23日(金)の午前9時から9時半の間。申し込みが多かった場合はいつもの抽選。とのことである。その昔は「厳冬期対策」「越冬対策」などと言われて、もうちょっと規模は多かったのであるが、路上の仲間が少なくなって、希望者があまり居なくなっても、毎年細々ながら続けられている。それはそれで大したものなので、活用する仲間は活用してみよう。
 山谷の方も年末年始、昔は「なぎさ寮」と云う大規模プレハブ施設への宿泊があったのであるが、今は近くの施設や簡易旅館での宿泊となっている(こちらは29日から4日までの宿泊)。枠は明らかにされていないが、事前の整理券が必要とのこと、この整理券は13日(午後1時から4時まで)、14日、15日(午前9時半から4時まで)に城北福祉センターで配るとのことである。こちらは山谷地域に居住している人が対象となるので、事前にあっちでお世話になるとか、そんなことも必要かも知れない。
 まあ、色々と知恵を絞って、この冬を乗り越えよう。

 


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師走の風


寒さも本格化。調子の悪い仲間は、早め早めに福祉事務所に相談を。通院や福祉利用をして身を守ろう。

 仲間たち。
 めっきり冬らしくなった。北海道、東北では雪が舞い、北関東では霜が降り、東京の初雪も年内にあるのではないかとの予測もされている。この冷たい空気に慣れていくことが冬を越す唯一の秘訣である。
 今週は比較的穏やかな日が続くようであるが、雲が広がりやすく曇りの日も多いとのこと、そんな日は気温もぐんと下がる。とにかく防寒である。
 都会には異常に暖かい場所があったりもするが、そんな場所から冷たい場所に行ったり来たりなんてしていると、「ヒートショック」が起こりやすい。一般の家庭ではお年寄りが風呂場で倒れる、と云う良く聞くケースである。血管の急激な収縮は心臓にあまり良くはない。立ちくらみから、脳卒中やら心筋梗塞になったりと、そんな危険もあるので、防寒といえどもあまり極端なことはしない方が良いのと、自分の血圧を知っておくことである。冬場に血圧が上がるのは、それだけ心臓に負荷がかかっているからで、これまた寒さのせいでもある。まあ、加齢と共に血管は弱まっていくのと、喫煙やら、脂分の多い食事ばかりしていると血管は年々詰まっても来るので、自分の血管の状態を知るのも、また必要である。血圧はパトロールに同行してくれている医療班の先生方がその都度計ってもくれるし、血圧計は連絡会の事務所にもあるので、シャワーついでに計ってみるとかも良いかも知れない。また、図書館など公共の場所にも置いてあるところもあるので、そんなものも利用していこう。自分の身体を知ると云うところを、越冬の大きなテーマにして臨むのも良いかも知れない。
 さて、政府による「電力、ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金(5万円/1世帯)」であるが、今年の9月30日現在、どこにも住所(住民基本台帳)がない(覚えていない、抹消されたなど)人の場合も、給付金を受け取れる可能性があると、新宿区が広報している。9月30日以降も新宿区で住民登録をすれば、新宿区で支給が可能とのことである。まずは住民登録が可能な場所を確保して、給付金の手続きは新宿区のコールセンター「0120 008 115」にお電話を。福祉事務所が直接の担当ではないが、いつも世話になっている福祉事務所でいろいろと聞いてみるのも良いかも知れない。期限は来年の1月末あたりなので、今からでもゆっくり手続きをすれば間に合うと思われる。賭事で当てるよりよほど確実なので、それぞれの越冬の資金になるかも知れない。せっかくなのでチャレンジしてみよう。
 今年の年末年始は29日より来年3日まで、新宿中央公園「水の広場」(雨天の場合は都庁下)で毎日、相談、衣類毛布放出、炊出しを、連絡会主催で実施することが決まった。この時期だけは衣類放出は午後3時から、炊出しは午後5時からとなる。
 その関係もあって、シャワーサービスは29日(木)と来年3日(火)はお休み、1日(日)の「おにぎりパトロール」もお休みとなる。また、例年実施していた「餅つき大会」は今年は中止し、その代わり暖かい食事を毎日出すこととなったのでご了承願いたい。まあ、その他、いつも通りではないが、色々なものを準備中なので、乞うご期待ください。

 


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霜の声


23日(金)は新宿区で年末年始緊急一時宿泊の受付があります。
来週日曜日は臨時の医療班同行パトロールなので健康の相談を。

 仲間たち。
 冬将軍が早くも日本列島を覆い、各地で大雪である。関東も北の方では雪、埼玉では氷点下を記録と、徐々に東京に向けて寒さも南下しているようである。東京も今週前半の最低気温は1度か2度と予報されており、氷点下となるのも間近。寒さ対策がまだな仲間は早急にとりかからないと凍死なんてこともあるやも知れない。とりわけお酒をたしなむ仲間は、酒飲んで身体が温かくなったからとそのまま寝込まないように。酔いが冷めた時に猛烈な寒気がやって来る。その時、毛布もなにもなければ、ジ・エンド。冬将軍の思うがままである。明日のことやら、これからのことなど、考えなくても良い。これからは一日一日が勝負であり、今日の寒さにどれだけ耐え、そしてどれだけ睡眠がとれるのかを優先的に考えていこう。
 毛布、寝袋、防寒着、ホカロン、などありとあらゆる防寒類は、我々もそうだし、キリストの方々も含め、路上の生命を守ろうと云う仲間が、懸命に投下してくれている。そんなものも有効に活用していこう。役所もまた、新宿では「とまりぎ」を拠点に食料品(防災用ビスケット)なども提供し続けてくれているし、風に当たらず休む場所もそこにはある。
 俺たちは独りではない。仲間は大勢いる。心配して下さる方々もまた大勢いる。一人で冬に立ち向かおうとせず、色々な人と交わり、声をかけあい、また色々な支援や制度を活用し、冬に立ち向かおう。とりわけ高齢の仲間や病弱な仲間は心配である。また、例年、年末にかけて各所から人が流れる。施設や病院やアパートや飯場などから出て来てしまった、なんて云う仲間も居る。それが良いか悪いかなんてことはどうでも良い。そんなことの分析は下らぬ学者や専門家に任せておけ。俺たちはそんな仲間も含めて一人にさせない。どんな酔っ払いでも、どんな変人でも、手を差し伸べ、冬との共同したたたかいに誘っていく。
 それでももうこの寒さには耐えられないと云う仲間は新宿福祉に助けを呼ぼう。宿も提供してくれる生活保護の制度もあるし、生保が嫌だと云う仲間には、年末の緊急一時宿泊等もある。役所に文句を言う人々は大勢いるが、それはあくまで一部の意見。意外と充実していたりもするのが福祉事務所を窓口にした諸制度であったりもする。かつて嫌な思いをした仲間も居るとは思うが、今はまた違ってもいる。かつてなんてのは緊急時にはどうでも良い。今なんとかしてもらうことが大事である。思いのままを相談してみよう。
 薬の処方をやめてしまったなんて云う仲間も意外と多いのであるが、そんな仲間は年内に福祉を通して病院に行き、再び薬だけは処方してもらった方が良い。この冬、医療相談も強化していくので、医療従事者でもある医療班のスタッフが路上に多く出向くので、これまた相談をしてもらいたい。

 


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大つごもり


新宿の越年越冬は29日(木)から年明け3日(火)まで
新宿中央公園水の広場にて、午後3時衣類、午後5時炊出し 他です。

 仲間たち。
 メリークリスマスではあるが、クリスマスが終わればすぐ慌ただしい年末。今年も「もういくつ寝ると〜」の頃である。このチラシは、年末年始の取り組み中、年内あと二回程発行予定であるが、遠方の仲間には届かないかも知れないので、本チラシが年内最後と云う仲間もいるだろう。そんな仲間には、「今年一年、本当にお疲れさまでした。良いお年を!」と伝えたい。何とか一年生きて来たのだから、これからも生きて行ける。そんな「自信」だけは持ち、「後悔」なんてどこかへ置き、来年も頑張って生きていくことにしよう。「考えるな、寒さだけ耐えろ」の季節であるから、尚更である。
 クリスマス寒波、年末寒波と云うことで、今、日本海側を中心に記録的豪雪となり、交通網が遮断されたり、停電が起きたりと、雪の被害に強い北陸も例年以上の積雪で大変深刻ともなっている。俺らがこの一年、大変世話になった十日町市の「いろりん村」も、長野小諸の「山谷農場」も、今は全面雪景色で、豪雪との闘いが続いている。そんな方々にもエールを送りながら、そして全国からの支援の暖かみを感じながらの越年の取り組みも、29日(木)から、新宿中央公園「水の広場」を拠点にして年明けまで、健康相談、衣類、毛布、炊出し、パトロールと、集中行動の日程に連絡会は入る。年末29日(木)から年明け3日(火)まで午後の時間(午後2時から6時まで)は新宿中央公園にテントを張って連絡会の面々が居るので、この年末年始、困ったことがあったら来てもらいたい。炊出しも、冬だからこそ暖かい丼飯を用意している。この季節は、冷たいものより、暖かいものを食べたり飲んだ方が身体が温まる。それも健康の秘訣でもある。
 例年31日(土)の大晦日のイベントは、今年は会場の都合もあって変則となる。例年激励に来てくれている「さすらい姉妹」の方々は午後3時に登場する。面白おかしい路上劇で泣いたり笑ったり、そんな時間も必要である。またこれまた例年来てくれる「五十嵐正史&ソウルブラザーズ」は、炊出しの前、午後4時半頃からいつもの歌を歌ってくれる。殺風景な寒空の中じっと炊出しを待って並んでいるのも苦痛でもある。音楽に合わせ拍手をしたり身体を動かしたりしてみよう。そんなことも必要である。この日のメニューは、おなじみ「モツ煮込み」と「新潟産の白飯」。身体をあたため、中央公園から一旦退場し、残れる仲間は都庁第二庁舎の下に会場を移し、夜9時から「年越しそば」と「みかん」そして、「お神酒」を頂くことにしよう。そしてその後、西口地下に移動し、夜中の11時から「甘酒」(ノンアル)と「メロンパン」を提供し、西口の仲間と共に年を越して行きたい。
 今年の一年の締め括りはそんな年末となる。まあ、「いざ、新宿越年へ」である。お楽しみに。

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年の暮れ


新宿越年越冬の取り組み展開中。
毎日新宿中央公園で炊出しをしています。午後5時配食。

 仲間たち。
 クリスマス寒波も終わったようで、東京は寒いながらも、穏やかな年末年始になりそうである。雨とか雪は大丈夫そうで、昼間の気温は平年並より高めなので、だいぶ楽ではある。  今年も残りわずかである。出来たこと、出来なかったこと、色々あるだろうが、それはそれで何とか生き抜き、無事に年が越せれば、それはそれで良しとしよう。世相で云えば、今年もコロナウィルスに振り回された一年であったが、ワクチンのおかげなのか、この年末にかけては重傷者や死者が少なくなったこともあり、かつてのような騒ぎにはならず、注意しながらも街は元に戻りつつあるので「コロナ騒動の収束の年」であったと言えるのかも知れない。
 ちなみにオミクロン対応のワクチンと云うものも今はあり、だいたい5回目の接種が終わったとか、終わっていないとか、一般的にはそんな時期である。ワクチン打っても感染するようであるが、それでも重症化はあまりしないようなので、まあこれは必要なのであろう。最初の一回、二回を打って後は打たなかったなんて云う仲間や、まだ一度も打っていない仲間もいるとは思うが、新宿区は住所がなくてもワクチンが気軽に打てるよう、まずは新宿福祉事務所に行き「接種券」を発行してもらい、予約して新宿区役所第一分庁舎か元気館で接種してもらうと云う仕組みが出来ている。東京の感染状況も少しは増えてしまっているので心配な仲間は年明けに福祉事務所へ行って「ワクチン打ちたい」と申し出をしてもらいたい。オミクロン対応のワクチンも打てるので、前回打ってから3ヶ月過ぎていれば接種可能である。
 実際、仲間が感染したとか、病院行って死んでしまったとか、死んだ後に調べたらコロナであったとか、そんな話はこの間、山のようにある。また施設内でのクラスターも頻繁に起きており、大げさになっていないだけで、この「コロナ騒動」は俺らの世界でも身近にかなりの影響をもたらした。一般の社会においても「予防」には限界があり、また「行動制限」も社会生活への影響が大き過ぎるだけに、経済を停滞させ、反発もまた引き起こしてしまう。そう云う公衆衛生上の首実験を繰り返し続けた数年であったが、ワクチン接種や治療技術が進んだこともあり結局は「仲良く共存しましょう」となったようである。
 おかげで景気もこの秋頃から良くはなり、「コロナ渦」で休んでいた若い人々も次々と飲食店などに戻って行った。こちらもまあ何とかなったようではある。けれど、国内では元首相が撃たれるテロがあったり、世界的に見ると、ウクライナの戦争もあり、どの国も燃料高、物価高、中国は混乱中、北朝鮮がばんばんミサイルを飛ばし、また気象もおかしく北米では今は記録的な大寒波のようでもある。どうにも良く分からないし、今までの常識がまるで通用しない一年であったが、まあ、そんな中でも生きて来られたのだから感謝である。皆さん、良いお年を。

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良い年を


新宿越年越冬の取り組み展開中。
毎日、防寒衣類や毛布もあります。午後3時配布開始。

 仲間たち。
 この一年、本当にお疲れさまでした。仲間一人ひとりが良い年を迎えられるよう願ってやみません。
 さて、新宿中央公園を拠点にした年末年始の連続行動は、色々な方々の協力もあり久しぶりに実施することが出来た。かつての新宿中央公園と云えば「ホームレス」の「メッカ」のような場所になっていたが、この十数年の間、数々の対策が集中的にとられ、追い出されるのではなく、かつてここに居た200名近い仲間は、施設やアパートで暮したり、仕事に行ったり、生活保護とったりと、普通の生活に戻り、今やテントで暮す仲間はこの公園には居ない。夜も寝る仲間は滅多に居らず、残った仲間やその後に来た仲間は公園の周辺や都庁の下に転々として頑張っている。その昔、30年程前の新宿中央公園にはテントはなく、バブル崩壊後に数件のテントがあっただけで、その頃は皆、新宿駅の地下道に集住し、中央公園は昼間の憩いの場でしかなかった。それから西口地下で大規模な強制排除があったり、西口地下での火災事故があったりとする中、皆、中央公園やら戸山公園やらに分散し、両公園ともいつの間にやらテントだらけの公園になってしまった。そうなると必然、そこで炊き出しとなる。その昔は救世軍の皆さんが「水の広場」で炊き出しをしていたので、連絡会は「ポケットパーク」(今は見る影もないが)で炊き出しだとか越年越冬をすることとなったが、そこも工事となり、俺らも「水の広場」でするようになり、猪木さんが来てくれるなど、結構大きなものになり、都庁の上から良く見えるようで、都庁の担当者が気にして「何人来ているか見下ろして」いたと云う笑い話もあったくらいである。そんな中、テント暮らしの仲間が少なくなると炊き出しの数も減り、どこの団体もどこの教会も炊き出しをやるようになったのと、本当に困った仲間以外の人が平気で来るようになったので、定期的な炊き出しはなくし、食料支援は「おにぎり配り」に変更し、新宿中央公園は年に一回大晦日だけ来て炊き出しやったり、イベントやったりと、ざっと、そんな経緯である。なので、新宿中央公園は、あの頃の記憶がある人もない人も含め長年仲間を支えてきた場所である。
 本来の公園使用ではないと云うことで、各方面で迷惑をかけてしまっているが、色々あるが、「人道的」に止むを得ないと公園使用を快諾して頂いた新宿区の公園管理者、そしてこの行動の意義を理解して頂いている新宿福祉事務所、そして区長には感謝である(お隣の渋谷区の対応とはえらい違いだなとの声も)。
 街は色々と変わる。時代も変わる。西口もそうであるが再開発もされる。住民もかつての木賃アパートの住民から高層マンションの住民に変わり、俺らを見る目も変わる。そんな中、翻弄されながら生きていくのも、俺ら「変わらぬ者」の宿命であろう。ずぶとく生きる。それはそれで難しいのであるが、仲間が居て、仲間の力がある。それは目に見えたり、見えなかったりであるが、それを信じるのも悪いことではないと思う。ずぶとく、そして、しぶとく ね。
 そして、明日、またこの公園で新年を迎えよう。仲間たち!良い年を!

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